教材の難易度

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今週だけで4校の高校生に指導させていただきました。
中学生も含めると5校です。
僕自身が体調を崩して授業を休講にすることがないよう、
毎日運動して、体力をつけるように心がけています。

教材は何を使ったらよいか質問されることがあるのですが、
学校で採用されている問題集に取り組むことを最優先に考えてほしいです。


自学自習するには難度が高いということであれば、
解説の詳しい参考書を併用すると良いと思います。

高1・2生が、学校で新しいことを学びながら、
入試用の問題集や要点が整理された受験用の参考書を使うことは、
よほど実力のある生徒でないと難しいです。

入試レベルの問題を解きながら、
同時に基礎固めをしていこうと考えるのは、効率が良さそうですが、
成績を伸ばすためには基本事項の反復練習が必要です。
学校の傍用問題集が量と質ともに良いと考えていて、塾でも用いています。

容器や建築物であれば、
「大は小を兼ねる」でしょうが、
難しい問題を解くことで、易しい問題を解く過程を省くことはできません。
「難が易を兼ねる」ことはありません。

子供の頃に履いた靴のように、
その時々に合わせて大きくしていけばよいと思います。
ヤドカリの家の引っ越しのように、
しかるべき時期が来るまでは、
今使っているものを大切に使ってください。

小さな雪玉を転がして、やがて大きな雪だるまが現れます。
雨粒や雪片は、空気中の目に見えないくらいのチリを芯にして、
少しずつ大きくなっていきます。
学力も小さなことの積み重ねで大きくなっていきます。

学校の授業、小テスト、定期テストに丁寧に取り組んでください。
これらと受験勉強を切り離して考えている人がいますが、
学校の授業の延長線上に受験対策があります。

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