2進法

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最近、授業で2進法や統計学を解説しているのですが、
授業の準備の段階で、身の回りの数値について考えることがあります。

入試で志願倍率が発表され、不安に思ったり安堵したり、
人により受け取り方はさまざまだと思います。
例えば、倍率が1.2倍だとします。
大学入試では高い倍率ではないと思いますが、
ここで安心して、勉強の手を抜くことのないようにしてほしいと思います。
昨年が1.8倍、今年が1.2倍なら入りやすくなったと感じると思いますが、
受験生にとって、結果は2つのうちのどちらかです。
倍率がどんな値であれ、
結果は「0」か「1」のどちらかです。
中間の値は存在しません。

採点者は受験者のこれまでのがんばりを知ることが出来ません。
筆記試験では、提出された答案に書かれた内容だけで、点数をつけていきます。
合格できる答案を書けるよう、丁寧に勉強してほしいと思います。

地上から見れば、筋状の巻雲で、白と青のグラデーションが感じられますが、
浮かんでいる「水」の立場で考えれば、
目に見える固体の「氷」か
見えない気体の「水蒸気」のどちらかの状態です。
(液体も混じっているかもしれませんが)

受験倍率は合格する確率ではなく、
あなたが偶然に選ばれて合格する可能性を表す数値ではありません。
確かな実力をつけていれば、数字に惑わされないと思います。

体調にはくれぐれも気をつけて、
受験本番までがんばってください。
応援しています。

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